証券会社の正しい判断
師年は中国、中東、インドの金需要が大きく増えた一方で、日米など先進国からの金需要は減りました。
原油同様に、新興国需要の増加が金価格の上昇につながったといえます。
佃年に入ると、円ベースの金価格は佃年7月に3500円/グラムと、別年9月以来妬年ぶりの高値に上昇しました。
円ベースの金価格は、金の国際価格と円ドルレートで決まります。
国際的な信用不安で金への国際的な資金流入が続いていることに加えて、円の対ドルレートが円安基調で推移したことが、円ベースでの金価格の上昇につながりました。
ただし、円ベースの金価格は、帥年のピーク価格に比べるとまだ約半値です。
乃年に金輸入が自由化されて以来、日本は金の国際市場で屈指の買い手でしたが、帥年のバブル崩壊以降、金の輸入量は減り続け、船年から師年と2年連続で金の輸出国となりました。
貴金属大手販売店の田中貴金属工業によると、師年の投資用金地金の顧客からの買い取り量が3年連続で過去最高を更新し、販売量の3倍に達したといいます。
金価格が急騰したことで、金価格の上昇は永続的でないと考えた個人投資家が、昔買った金を利食ったと推測されます。
外国人投資家からみると、日本株の売り越し傾向とあわせて、日本の個人の金の売り越し傾向が不思議に感じられたようです。
金は利子も配当も生みません。
価格上昇だけが、投資家にとっての利益です。
金は世界情勢が不透明な時、インフレ率が上昇する時、米ドルに対する不信が強まる時に、買われる傾向があります。
日本の個人投資家が金を買う方法としては、金地金や金貨の購入が基本です。
金を購入する場合には消費税がかかります。
を手に取ってみるなら、素晴らしい輝きと、ほどよい重さの魅力を実感することと思います。
月3000円から積立で金を買える純金積立もあります。
今後も新興国からの金への需要増加、しばらく終息しそうにない世界的な金融混乱、中長期的な米ドルの下落、世界的なインフレの可能性などを考慮すれば、小額でも金などの実物資産に分散投資することは意味があるでしょう。
金を株式のように取引所で売買できるETF(両胃富岳ご邑巴冒邑)が日本でも登場してきました。
大阪証券取引所がW年7月に上場した金価格連動型ETFは、1グラム当たりの円表示の金価格に連動する仕組み債を投資対象としますが、金現物との交換はできません。
東証が肥年6月に上場した「SPDRゴールドシェァ」は、ニューヨーク証券取引所にも上場しており、金現物との交換が可能です。
東証の金ETFの売買が予想ほど盛り上がらなかったため、9月に東証は投資単位を別口(約別万円)から1口金価格の先行きに強気ならば、住友金属鉱山の株を買う方法もあります。
住友金属鉱山の鹿児島県北部に位置する菱刈鉱山は鉱石1トン中に含まれる平均金量が判グラムを超えるという高品位(世界の主要金鉱山の平均品位は約5グラム)を誇っており、年間7.菱刈鉱山は現在、商業規模で操業が行われている国内の唯一の金属鉱山となりました。
住友金属鉱山の業績は金、ニッケル、銅価格などに連動します。
海外資源メジャーに比べれば、企業規模は小さいですが、住友金属鉱山はペルーやアラスカなどで海外鉱山の開発を積極的に進めている点が評価されます。
金価格も原油同様に、国際情勢に左右されやすい展開が続いています。
肥年3月に1逆相関に動くことが多い米ドルが対ユーロで急回復したことに加えて、原油価格や農産物価格の下落に連動しました。
世界的な金融危機が深刻化すると、信用不安から資金が金に回帰し、金価格は900ドルまで急反発しました。
円ベースの金価格も9月略日に前日比7%高の3054円と、朗年ぶりの上げ幅を記録しました。
米国サブプライムローン問題に端を発した金融危機が世界的に広がる中で、多くの金融資産、実物資産の価格変動率が高まっています。
金は9月末までの1年間に、主要な価格変動リスクを伴う商品の中で、唯一プラスのリターンを上げました。
金は混乱期にこそ輝きを増す商品といえます。
金価格だけでなく、プラチナ価格も肥年3月に1オンス当たり2000ドル超と、史上最高値を更新しました。
V年の価格比で約4倍に上昇したことになります。
金価格同様にプラチナ価格も円ベースでは史上最高値に達していませんが、帆年2月に1グラムの年間供給量約4000トンの別分の1に過ぎません。
有史以来のプラチナの総生産量は約4720トンと、金の約剥の1しか生産されていない計算です。
プラチナは生産量や先物市場規模が小さいので、価格変動性が高まりやすい特徴があります。
プラチナの供給は南アフリカ布%、ロシアW%と2ヵ国で9割以上を占めます。
プラチナ価格の上昇には、南アフリカの電力不足によるプラチナの減産懸念が寄与しました。
プラチナの含有量は、鉱石1トンから約3グラムなので希少価値が極めて高いといえます。
需要は宝飾需要が約7割を占める金と異なり、プラチナは自動車の排ガス浄化用触媒需要が約5割を占め、残りを宝飾品と産業用が半分ずつを占め、投資用は全体の1%に過ぎません。
世界的な環境意識の高まりによって、欧州を中心にディーゼル車に装着される微粒子フィルターの装着率が高まり、自動車触媒でのプラチナの利用が増えています。
中国では高経済成長を背景に、プラチナの装飾品需要が増えています。
佃年半ば以降は、ガソリン高やサブプライムローン問題の影響で世界的に自動車販売が落ち込んだため、プラチナ価格も急落しました。
日本では中古宝飾品の再利用増加によって、宝飾品製造用のプラチナ消費量が長期にわたって減少しています。
プラチナも田中貴金属工業などで地金、コイン、積み立ての形で購入可能です。
ハイテクエ業製品には欠かせないレアメタル増しています。
レァメタルは、地球上の存在量が稀で抽出困難な釦鉱種を指します。
プラチナもその一種です。
レァメタルは自動車やIT製品など高付加価値・高機能製品の製造に必須の素材であることから、産業のビタミンといわれてきましたが、携帯電話、薄型テレビ、小型電池、環境自動車などレアメタルの組入比率が高い製品の需要拡大から、レアメタルはむしろ「産業の米」になりつつあります。
約9兆円ある電子材料市場のうち2割程度がレアメタルだといいます。
自動車1台当たりの白金使用量は現在約3グラムですが、燃料電池車では帥グラム必要になります。
日本は今後も生活のために、石油や食料を海外から輸入することになるでしょうが、そのためには工業製品を輸出して外貨を稼ぐ必要があります。
工業製品がハイテク化するにつれてレアメタルの重要性は高まります。
日本はレァメタルを調達できなければ、工業製品が製造できなくなるので、レアメタルは日本産業のアキレス健です日本では石油や食料の輸入量は増えていませんが(価格高騰で輸入金額は増えている)、レアメタルの輸入・消費量は増加傾向にあります。
日本は世界のレァメタル消費量で、インジウムとコバルトが1位、レアアースが2位、タングステンが4位です。
新興国需要で価格高騰が続いている原油や石炭とは需要構造が異なるのです。
日本にレアメタルはほとんど存在せず、ほぼ全量を輸入に頼っている中、レァメタルの供給は中国や南アフリカなどに偏在しています。
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